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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
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人間の行動には全て目的がある~アドラー心理学

カウンセリングサービス心理カウンセラーの成宮千織です。

私は去年の8月から、実家の両親と暮らしているのですが、日々の生活の中でささいなことですが、母や父と衝突することはたくさんあります。

私は幼少期から母に強い怒りを抱えていました。性格的に合うか合わないかと考えれば、間違いなく合わないのです。一言でいえば真逆なんですね。潔癖症の母とだらしがなくてずぼら私。思ったことをストレートに話すおしゃべりな母と無口の私。動物が大好きな私と、嫌いな母。料理が好きな私と、嫌いな母。合うところを探す方が難しいんですね。

幼少期のことです。「なんでそんなこともできないの!」「なにやってるの!」母はいつもイライラしてヒステリックに怒っていました。幼い子どもの頭(脳)は柔らかくてストレートにその言葉が入ってしまいます。

お母さんは仕事も家事も忙しくて、それに私の下に小さい弟と妹がいる。姑もいるし、近所には口うるさい姑の妹が住んでいる。だから、お母さんはイライラしてるんだ、仕方がないんだ、とはまだ考えられないんですよね。

子どもは親や大人の存在がないと生きられません。小さな子どもから見れば親は何でも知っているし、できないことはない、正しいことを言っていると信じています。信じる信じないという概念すらありません。

完璧だと(間違いなんですがね)思っているお母さんに怒られると、子どもは自分を責めてしまいます。「完璧なお母さんが怒ってる。だから私が悪いんだ」って。

怖くて嫌なお母さんだけど、母のことをいつも求めてます。「こっちを見てくれないかな」って。でも、母に何を求めても無理ということが、小学校の高学年くらいになるとわかってきます。頭でわかっているけど、心の奥深いところでは求めてしまうんですよね。

それは、母というよりも母性をです。私のことを理解して欲しいとか、体調の悪いときは、気づかって欲しいとか、話しをじっくり聞いて欲しい、、、そんなニーズはいっぱいあって、それは30歳になっても40歳になってもずっと残りつづけることがあるのです。

目次

感情は無視しないことが大切

母とは大人になってからも、確執が続いていましたが、前述の「お母さんは仕事も家事も忙しくて…」このことがやっと理解でき、そしてもともとないものを求めるのは酷だと思えるようになりました。(でもこれも頭ではなんですけどね。)

母を許し、理解もでき…しかし、目の前の母は昔とな~んにも変わっていません。さすがに「なんでそんなことできないの!」とは言わなくなりましたが、「なんでそんなことするの!」に変わった感じです(汗)

でもですね、まがいなりにも今、カウンセラーとして活動している身、これまでとは違う対応を心がけています。あくまでも心がけていることで、できでるかどうかといえば、昔よりマシというレベルかもしれません。

人間は相手の態度や言動、言葉以外でも無視するとか、顔がムッとしたなどで反射、反応をしてしまいます。道で誰かに「こら!」と大声で怒鳴られたら、びっくりして、その後、身の安全を確保できれば「一体なんだよ!」と怒りが湧いてきますよね。この反射、反応はやめようと思っても制御できません。

そして、大人の対応とか冷静にとかではなく、まず怒りを感じたら怒ってもいいんです。相手に直接ぶつけるかどうかは別として、自分の感情を無視することが一番良くないと思うのです。嬉しい、楽しい、幸せなどと、同様に怒りや憎しみも必要だから私たちは感じるんですよね。

アドラー心理学から学ぶ目的論「人間の行動には全て目的がある

大切なのはその後の対応なんです。アドラー心理学では原因論「母の言葉に傷ついた」→「だから私は怒る」ではなくて、目的論「私の気持ちを理解して欲しい」→「だから私は怒る」というように、人間の行動には全て目的があるといいます。

怒る目的として
相手をコントロールしたいから
かまって欲しいから
甘えているから

でも、ですね「私が怒るには、私なりの目的があるとしたら?」これって、かなり成熟した考え方が必要で、無理にしなくても大丈夫だと私は思います。人間が成長するには、他責をやめるということを様々な心理学や宗教で聞く話しではあると思うのですが、お母さんに怒りがある人の多くは、自分自身もいっぱい責めています。もういいってくらい自責が癖になっています。

だから、もしそれが苦しくなるときは、一旦、原因論の「相手が悪いから、私は怒る」でいいと思います。しばらくたって、過去を振り返ったときなど目的に注目できるようになるかもしれませんからね。

自分の真の目的を知る

次に、本当の目的を考えてみるんですね。私の場合は「ベッタリではなく、良い距離感で母と穏やかな関係を築いていきたい」でした。母に昔のように怒って、う~んと距離を取って冷戦状態ではなく、お互いの境界線を越えないようにすることです。

カウンセリングをしていても、この方の本当の目的は何だろう?と思いながらお話をお聞きしています。それにもですね、ステップがちゃんとありまして、まずは顕在意識、私たちが自覚できる意識の上の方の層、怒りなどをみていきます。何があって何に、誰に怒っているのかな?

そして、怒りの下の層にある感情です。

悔しさ
みじめさ
後悔
罪悪感
無価値感
恥ずかしさ
苦しみ
寂しさ
悲しさなど

そんな気持ちがあったんです。でも、それを感じるのは辛いですからね、怒りでフタをしてそれらを感じなくさせたんです。虚無感って感情があるじゃないですか。「何をやっても虚しい…」これは、感情を麻痺させて感じなくなった状態のようです。それほど辛いことがあったんです。だから怒りがある方がまだ心の状態は良いようですよ。

そしてそして、重要なのは本当はどうしたかったか?これが真の目的(望み)なんです。

もっと愛して欲しかった
優しくして欲しかった
仲良くしたかった

いろんなニーズが私たちにはあります。恋人が欲しい、結婚したい、お金が欲しい、車や家が欲しい…その全ての真の目的は、「安心感」や「心地良さ」を求めていると思うのです。

もしも、今、人間関係でトラブルを抱えている方が読んでいらしたら、「この人との関係で、私はどんな気持ちや感情を得たいんだろう?」と考えてみたらどうでしょうか?それでも、もうこの関係はいらない!と思えたら、それはそれでいいと思うのです。

応援しています。

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