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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
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「助けたい症候群」から抜け出すには

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カウンセリングサービスの成宮千織です。いつもありがとうございます。

恋と仕事の心理学@カウンセリングサービスの掲載日です。メルマガも発行しています。どうぞよろしくお願いいたします。

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「助けたい症候群」この言葉に関心を持った方の多くは、きっと誰かの役に立ちたいと思っていたり、与えることが好きな方だと思うのです。

人を助けたいと思うことは、実際に助けられるかどうかは別にして、悪いことではありませんよね。問題になるのはいつも自分を犠牲にしてまで人を助けてしまい、辛くなってしまう場合だと思うのです。カウンセリングでその背景をみていくと罪悪感、無価値感など、できれば癒していきたい感情が隠れていることがあります。

●私は罰せられるにふさわしいと思う罪悪感。誰かを助けることで罪の償いをしようとしたり、男女関係ではこんな悪い私は幸せになってはいけないと、幸せになれそうもない相手を無意識に選び、自己犠牲的に相手を助けようとしてしまうことがあります。

●ありのままの自分では価値がないと思う無価値感。人を助けることで自分の存在価値を見出そうします。でも、相手はもう助ける必要がないと感じると途端に相手に興味や関心がなくなり、新たに自分の助けを必要としてくれる人を探し始めるということもあります。

また、いつまでも自分の助けを必要としてくれるよう無意識に相手に力を与えないようにするということもあるようなのです。

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助けたいということは与えることが好き、すなわち与えることが得意な自立的な方ともいえます。「助ける」ことこそが「愛すること」と思っていることもあるようなのです。

はじめは助けられていても相手の依存心が強くなっていくと、だんだん相手の存在が重く感じられ、逃げ出したくなってしまうということも少なくないようです。そうなってしまうと、せっかくの関係も壊れてしまうのですよね。

若い頃の私もこのパターンを繰り返していました。友人の相談事や愚痴を何時間も聞くのですが、次第にそれが負担に感じるようになり、限界を超えると「ごめん、もう無理」と友人から距離を取るということがありました。私から急に距離を取られた友人は傷つき、私自身も罪悪感でいっぱいになってしまっていたのです。

それなら最初から、できることとできないことをちゃんと友人に伝えられたら良かったと今なら思えますが、無価値感が強かった以前の私は求められること自体が嬉しかったのです。

●「助ける」=「愛する」だけではなく、「愛するバリエーション」を増やしていく

助けるだけではなく、他にも愛する方法はたくさんありますよね。そのバリエーションを増やして、実践していくと自己犠牲のような辛い愛し方から、もっと楽で自分らしい愛し方が臨機応変にできるようになると思うのです。

たとえば、明るく笑顔でいる、ユーモアを言って笑わせる、信頼して見守る、任せる、疲れている時は一人の時間を作ってあげるなど色々な愛し方が思いつくと思います。直接的に手を貸すことではなくても、「相手の自立をサポートする」という助け方もありますね。

そして、「相手に自分を助けさせてあげる(頼る)」ことも愛するということでもあります。人は本能レベルで誰かの役に立ちたいと思っているのです。そして、それをあなたがちゃんと受け取ってあげることも愛することなのです。

【与えることは、受け取ること】【受け取ることは、与えること】なのです。「ありがとう」と言ったほうも、言われたほうも嬉しいですよね。片方だけということではないのですね。

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助けたい症候群は、本当に助けを求めているのは自分自身ということがあります。

自分の内側の思いが、外側に映し出されて(投影)困っている誰かを助けることで、無意識に自分自身を助けようとしているのです。なんだかとても切ないですよね。

【シャンパンタワーの法則】

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まずは、一番上の自分のグラス、その次に家族のグラス、友人、職場…と自分に近い順にシャンパンを満たしていくのです。この場合のシャンパンは「愛」ですね。自分に対する愛があふれたら、あふれた分だけ人に与えられるということです。

自分を愛していたら、自己中心的になるのではないか?と心優しい方は心配してくださるのですが、この法則からも自分を愛せば他の誰かも愛することができるのですね。そして、あふれ出した分だけ人を助けることができるので見返りを求める必要もなく、誰もが良い状態でいることができると思うのです。

応援しています。