カウンセリングを受けようか迷っている方は多くいらっしゃると思います。
「こんな小さな悩みなのに…」「人に話すのが恥ずかしい」「うまく話せるか不安」躊躇してしまいますよね。
初めてお話させていただくクライアントさまの中には、実際にこのようなことをおっしゃっられる方もおられます。
誰だって、自分の悩みを知らない人に話すのは勇気がいることだと思います。
この仕事をしている私でさえ、初めて話すカウンセラーに「何から話していいかわからないのですが…」と、言ってしまいます。
その時の心の奥にある気持ちは、「否定されたらどうしよう…」という不安や怖れなんです。
でも、カウンセラーから感じる優しさや受け入れてくれる安心感を得られると、「この人になら何を話しても大丈夫だ」と思うと、話が次から次に出てくるんです。
そして、いつの間にか自分が話そうと思っていたことだけではなく、あれもこれも自分が気づいていなかったことを話していることに自分自身が驚くのです。
「今、気づきましたが」「私、こんなことを思っていたのですね」
こんな言葉が出てきます。それは、私がカウンセリングをさせていただいていても同じことがとてもよくあります。
私たちの悩みは、悩みが発生すると、自分のなかに同時に答えも出ていると言われています。極端な例ですが、ダイエットしたいけどたくさん甘いものを食べてしまうとき、答えは甘いものを食べない、食べる量を減らすことですね。
でも、頭ではわかっているけど、欲求は抑えられないのです。では、どうしたらその欲求のコントロールできるのか?または、もう少し深堀して、なぜ甘いものを食べたくなるのか?それをカウンセリングでお聞きしていきます。
食べる量のコントロールの方法はインターネットや本などで調べれば出てくると思いますが、なぜ甘いものを食べたくなるかは、自分しかわかりません。
お話を聞いて、「ストレスがたまると食べたくなる」「イライラするとついつい食べてしまう」こんな答えが出てきたとします。ではストレスの原因はどんなことでしょうか?という具合に自分の心に意識を向けていくのです。
私はお話をお聴きするだけではなく、カウンセリングのスタイルとして「提案型」と呼ばれるものをご提供させていただいています。
提案型というのは、私からクライアントさまにお話(ご提案)をさせていただくことで、深い気づきや癒しが起きやすくなるのです。
甘いものが食べたくなる例では、ストレスが「パートナーに関すること」だとしたら、どのようにパートナーシップをより良いものにしていくかなどのご提案と、クライアントさまの心のサポートをしていきます。
これは必要に応じてですが、パートナーシップの問題から幼少期の親子の関係にまでお話が及ぶことがあります。それはパートナーと親子間で相関関係があるからなのです。
親御さまと心の距離が遠かった場合、パートナーとも同じようなことが起きることがあります。例えばパートナーに本音を言えなかったり、すぐに顔色を見てしまうそんなことがある方は、幼少期に親御さまとの間でも同じだったということがあります。
小さな子どもにとって、親というのは絶対的な存在ですので、自分が意図しないことで無意識に思い込みや刷り込みがあります。時に傷つくこともあったかもしれません。でも、親御さまは大人の事情がありますので、悪気があったかといえばそうとも限らないのです。
お仕事が忙しかったり、他の家族のお世話をしなければならなかったりと、様々な事情があったのかもしれません。幼少期の親子関係が今のパートナーショップに影響を及ぼしているとしたら、まずクライアントさまの心の傷を癒し、親子関係の改善を目指していきます。
これは、クライアントさまとのお話合いで決めることですので、無理に進めていくことではないので安心してくださいね。
親子関係でできた傷を癒していくと、パートナーとの関係も良くなることが多いのです。親子さまと心の距離が近づけば、そこに繋がり、親密さが生まれることがあります。心に安心の場所ができると、勇気が出てくるんです。
これまでパートナーにいえなかった本音をちゃんといえるようになるんです。これまでは、不満がたまってたまって爆発して本音が怒りとして相手にぶつけてしまっていることが多かったかもしれませんが、それはそれだけのエネルギーをためなければ自分の本音を口に出すことができなかったのです。
それは、相手を傷つけたり、責めてしまう言葉だったかもしれません。このコミュニケーションの取り方ですと、責められた攻撃されたと相手は自分を守ろうとしてしまい、本当はほしかったものは手に入りにくくなるのですね。
これも、親御さまに対する態度と同じだったのかもしれません。
親というのは、良くも悪くもそれほど私たちに影響を与える存在なのです。
カウンセリングサービスの面談ルーム
お話を聴く、ご提案をする。それだけではなく、ご希望の方には面談(対面、オンライン)カウンセリングでセラピーも受けていただけます。
お話だけでは癒せなかった、深い心の傷をセラピーで癒していきます。セラピーでは感情を出しやすくするために癒しの音楽をかけて、罪悪感、無価値観、インナーチャイルド(傷ついた子どものころの心)などを主にみていきます。潜在意識、無意識を扱うため感情が揺さぶられて疲れてしまうこともあります。セラピーを受けられるにはできるだけ体調の良いときをお勧めしています。また、受けたあとはゆっくりお過ごしください。(セラピーは2時間のみの面談となります)
カウンセリングを受けられたあとも、気づきや癒しが時間差で起きることがあります。どんな感情や気持ちも感じてみてくださいね。そして、繰り返しセラピーを受けることでどんどん楽になってくると思います。
感情の層、嬉しかったこと、悲しかったこと、いくつも層になっているようなのです、子ども時代に悲しかったことが癒されて楽になってもまた別の同じような悲しみが出てくることがあります。それは、この層が原因のようなのです。
感情の層は何万もあるようで、たまねぎの皮を想像していただくとわかりやすいかもしれませんが、一枚むいてもまた次の一枚があります。でもむけばむくほど最後の一枚に近づいていきます。
こんなことしてたら、いつまでも終わらないじゃないかと思われるかもしれませんが、どこまで癒したいか、楽になりたいかは人それぞれだと思うので、ある程度楽に過ごせるようになったら、休憩したりやめてもいいと思うのです。
カウンセリングを受けることで「友達や身内になんて言われるだろう」「病気だと思われるかな」「弱い人間みたい」と感じている方もいるかもしれませんね。
カウンセリングは誰もが受けていいと思うのです。自分の心と向き合う時間ってとても大切だと思うのです。自分の話しを1時間2時間根気よく聞いてくれる人は、そんなにいないと思うのです。
私たちは基本的に自分の話がしたいのです。人と話しているときに、相手の話しをしっかり聴いている人は少なく、次に自分が何を話そうかと考えてしまっています。
雑談なら何の問題はないかもしれませんが、辛い状況のときしっかり話を聴いてもらい、受け止めてくれて共感してもらうと、私たちは辛い状況から少しずつ回復して前を向くことができていくようなのです。
私のクライアントさまは単発カウンセリングや1セット(45分×4回)のみの方は少なく、継続してカウンセリングを受けてくださっています。心のメンテナンスを定期的にすることはとても大切ではないかと日々思うのです。
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