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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
   「私はあなたの居場所になりたい!」

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自分のことを話すと涙があふれる理由

カウンセリングサービスの成宮千織です。

人に自分の話しをするときに、感情がこみ上げて涙が出てしまうことはないでしょうか?

カウンセリングをはじめたばかりの方によくあることでもあるのですが、日常で今の辛いことや過去の出来事などを友人、家族に話すと自然に感情がこみ上げて、話すことができなくなった経験のある方はいらっしゃると思うのです。

他の人はそんなことはないのに、なぜ私だけ?そう思われる方は是非最後までお読みくださいね。

心にタンクがあるとイメージしてみてください。そのタンクには過去に傷ついたこと、悲しかったこと、寂しかったことなどがたくさん詰まっていると思ってください。タンクの中はあふれ出しそうです。

でも私たちは負の感情はできるだけ感じたくないので、上からギュッギュと押し込めて蓋をしてしまったのですね。タンクの中の圧力は高くなり今にも爆発しそうです。

その状態で、誰かに傷ついた経験を話したら、どうでしょうか?タンクの中身は簡単にあふれ出てきてしまうのですね。それが涙なのです。

子どもは、ちょっとしたことで傷ついたり泣いたりします。大人と違って自分ではまだ感情の処理がうまくできないのです。「何があったの?お母さんに話してごらん」「おやつ一緒に食べようか?」「痛いの痛いの飛んでけ」と大人に関心を向けられ、機嫌をとってもらいます。そうすることで、子どもの心の傷は癒されるのです。

でも、周りの大人が忙しかったり、親の心が未成熟ですと、子どもの感情をうまく処理してあげられないのです。「私だって大変なのに、あなたの世話はできないわ」言葉にしなくても、伝わっていくものです。

子どもは知らず知らず知らずのうちに「自分は迷惑な存在だ」「嫌われている」などと間違った自己イメージをつくり上げていくのですね。

そして傷ついた心を誰も癒してくれなければ、子ども自身がなんとかするしかないのです。泣き疲れて眠ってしまったり、好きなテレビ番組に意識が向いて気がまぎれることもあるでしょう。

こんなことは誰だって一度や二度の経験はあることだと思います。でも毎回放っておかれたら、子どもの感情は未完了のまま心のタンクにしまっておくことになります。

また、泣きたいのに、泣くと怒られることもあります。駄々をこねればもっとひどい目にあうかもしれません。涙が出そうなのを悟られてはいけない。子どもは自分を守るために悲しみを心の奥に追いやってしまうこともあります。それが抑圧なんですね。子どもは健気に家庭の中で自分なりのやり方で生き抜こうとしてきたのです。

感情を出すと怒られる、それは危険なことだ。だったら押し込めてしまおうと無意識のうちに防衛機制が働くのです。今、自分の感情がよくわからない人は、過去に自分の感情に蓋をしてきたのかもしれません。

関心を向けられたことがない。いつも負の感情を感じているけれど、誰も聞いてもらえなかった。そうやって心のタンクに静かに誰にも気づかれずにたまっていくのです。

でも大人になると限界がきます。我慢する私と、もう我慢できない私、内側の対立がおこるのです。

■2人の自分の統合

この2人の私の対話をしてみましょう。これまではこんな会話が頭の中で繰り広げられていたかもしれません。心の中に厳しいもう一人の自分がいるようです。

「弱みを見せてはいけない」「私は誰にも守ってもらえない」「助けてほしい」
「感情をおもてにださないで」「泣くにも理由があるんだ」

2人の自分を統合していきます。

「どんな感情も悪くない」「泣いたってかまわないよ」「話を私が聞くよ」「その時は必要なことだったんだね」「それ以外の選択ができなかったんだもん、仕方がないよ」「もう十分やってきたよ」「否定されてきたんだね」「無視してきてごめんね」「私があなたを守るからね」「できなくたってそれが私だもん」

このように自分に寄り添い、自分の味方になると内なる親子関係が築けるのですね。すると何が起こるかといいますと、外側の世界も変わり始めるらしいのです。

アダルトチルドレンの方は、心の中に厳しい親のような存在が内在化されていて、常に批判されているように感じるのです。自分の敵が自分の中に存在するのですから、外側の世界は恐ろしく、人が怖くなるのは当然のことだと思います。

まずは何があっても、どんな自分でも自分だけは許し、味方になる。そう決めたと途端に人生は変わり始めるようなのです。涙は内なる傷ついた子どもからの救いを求める声なのかもしれません。

きっと大丈夫!応援しています。