
カウンセリングサービスの成宮千織です。
恋人と別れたのに、なぜか心が戻ろうとする。そんな経験をしたことはありませんか?
あんなに苦しかったのに、あんなに傷ついて泣いたのに、1週間、1ヶ月…時間が経つと、思い出は綺麗でやさしいものに変わっていく。美化されていくのですね。
人は不思議ですよね。辛かった記憶より、楽しかった瞬間のほうが強く残るものです。だから、復縁したいと思うことは決して、弱さや、未練ではありません。それは「人間らしさ」だからなのです。
でも復縁は、感情だけで決めると、また同じ結果になります。
復縁したい理由を書き出してみましょう
まず、紙に書いてみましょう。
誰に見せるものでもなので、本音でいいのです。もしその中に「不安」や「恐れ」が多いなら、それは「愛」ではないのかもしれません。それは依存や執着かもしれません。
依存や執着から始まる復縁は、安心ではなく、さらに不安を生みます。
別れた原因は、本当に解決していますか?
復縁がうまくいかなかったり、元の関係に戻れたとしても、また同じ結果になるとしたら、その一番の理由は別れた原因が解決していないことにあります。別れた理由が、そのまま残っている。例えばこんなことです。
・束縛やコントロール
・疑いや不信感
・いい加減さ
・浮気
・結婚への考え方の違い
・お金の問題
これらが変わっていないなら、戻っても未来は変わりません。人は、環境が変わらないと、本気では変わりません。意思の力ではどうにもならないことが多いのです。
そして「戻ってきてくれる人」は、無意識にまた甘えます。
寂しさは、本当の愛ではありません
昼間、仕事に行ったり、誰かと話していれば気が紛れることも、夜ひとりになるとこんなことを思い出しますよね。
告白の言葉
楽しかったデート
なんでもないことも笑い合ったこと
旅行の思い出…
でも、それはあの瞬間がキラキラと輝いていたことであって、彼との関係が幸せだったとは限りません。
寂しさは一時的です。けれど、不安定な関係は長期的に心を削ります。
あなたは、どちらを選びますか?
復縁して幸せになる人の条件
復縁がうまくいく人も多くいます。その人たちには共通点があります。
・別れたあと、お互いが成長している
・ 相手に期待しすぎない
・「一人でも大丈夫」という自信がある
・経済的に自立している
復縁は、与え合う関係です。与えてもらう(与える)だけの関係ではありません。復縁だけではなく、どんな人間関係も自分の土台を作ることは大切なことかもしれません。
年齢が不安なとき
年齢を重ねていくと、時間の重みを感じます。若いころならば焦らないことも
「もう次はないかもしれない」
「あんな人には出会えないかもしれない」
「結婚できなかったらどうしよう」
「もし…だったら」と、不安な未来を考えることもあるでしょう。その気持ちはとても自然です。でも、不安から選んだ相手と心穏やかに過ごせるでしょうか。
本当に必要なのは「誰かではなく、安心できる日々」かもしれません。
復縁は「戻る」ことではありません
復縁は、あのキラキラ輝く楽しい瞬間に戻ることではありません。もう一度、未来を選び直すことなのです。
その未来に、同じ問題が待っているなら、それは建設的な関係性ではなく、同じことの繰り返しになってしまいます。
恋人から去っていったケースでは、あなたをもう一度好きになってもらう必要があります。元のあなたのままではダメなのです。バージョンアップしたあなたを再び選んでもらうことなのです。
戻らない勇気も必要です
愛は、一緒にいることだけではありません。
「この人といると私は幸せにはなれない」「心が削られ続ける」そう気づいたなら、離れることも愛です。それは自分を守る愛なのですね。
それは決して逃げではありません。
復縁に挑戦しているうちに、元カレ(カノ)のことが前ほど気にならならなくなることもあります。あなたがバージョンアップして、もっと素敵なお相手を選びたくなることはとても多くあります。その段階になると、失恋の苦しさはなくなります。
最後に
挑戦することは悪いことではありません。復縁を選んでもいいし、選ばなくてもいい。
大切なのは、
・私はこの人といるとき安心していられるか?
・笑顔でいられるか?
・夜はぐっすり眠れるか?
・尊重されていると感じるか?
・我慢ばかりしていないか?
・自然に息ができるか?
・未来が明るいと思えるか?
その答えが「はい」なら、進んでいいと思うのです。もし少しでも胸がざわつくなら、その感覚を大切にしてください。
心は、正直です。
私は数年間、元夫と修復を目指していました。でも、この質問を自分にしたときに素直に「はい」とは言えなかったのです。この中で一番、胸がざわつく問いは「自然に息ができるか?」でした。
もう、いがみ合っているわけではなかったけれど、これはどうしてもできないことでした。喉がキュッと詰まるような苦しさでした。
この苦しさを抱えながら生きていくのは、嫌だなと心底思ったのです。今はとても楽に息ができます。修復を目指したことは無駄なことではなく、私には今の楽さを得るために必要なことでした。
応援しています。


