心理カウンセラーのの成宮千織です。
昔から私が母とケンカになる、あるパターンがあります。
「私と母」、「私と妹」それぞれでいるときの関係は良好なのですが、これが母、妹、私と3人集まるとあまりいいことが起きないのです。
妹は母と話をはじめると、テンションが上がり弾丸トークとなります。この時点で私はいつも話さなくなります。それに気づいた妹は私にとってはなのですが、不用意な一言が出てきます。
そこで言い返せば、妹とケンカになるので、とりあえず私はその場を離れます。その後、そのことを母に話すのですが、その不用意な一言は母にとっては取るに足らないことで、「そんなこと」で片付けられてしまいます。
私は、母が妹の肩を持ったように感じてしまい、母とバトル。。。「いつもこうだ」と私の怒りは何十年分も溜まっているので、家族を巻き込み大ごとになってしまいます。
妹はそこに仲裁に入ろうとするのですが、一連の流れを知らないので火に油を注ぐ結果になっていました。
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このパターンに陥らないように、私は極力2人の中に入らないようにしてきました。
それが、先日、帰省したときに「金閣寺に行きたい」という姪の一言で急遽、両親、妹、姪、私の5人で京都旅行に行くことになりました。
私ははじめ乗り気ではなかったのですが、母と姪の病気で実家が暗く沈んでいたので、旅行に行くことで、なにかが変わるきっかけになればと思い切って行くことにしました。
ただ、やはりこのパターン出てくるんですね。慣れ親しんだやつです。
でも、同じことを繰り返すことはやめて、今回は母を通さず妹に直接言いました。ただ「責める」のではなく、「関係を良くすることを前提」に話しました。
妹はこれまで全く気づかなかったととても落ち込んでいましたが、バトルになることもなく理解してくれたようです。
今後は新たな家族の関係を築くことを目標にしたいと思っていますが、振り返って考えてみると、複雑だと思っていたことは、実はとてもシンプルなことで、はじめから私が妹に言えば良かっただけのことなんです。
同じパターンを繰り返すときは、まるで糸が絡み合っているような状態なのですよね。その糸をほどいていくと、問題も自然に解決していくこともあるんですね。