シンデレラから学ぶ恋愛テクニック

カウンセリングサービスの成宮千織です。いつもありがとうございます。寒くなりましたが、みなさまお元気でしょうか？

前回に引き続き童話シリーズです。ちなみに前回は「青い鳥」でした。（シリーズ化といっても、すっかり忘れていたのですが(^^;））最後にお知らせがあります。

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誰もが子どもの頃に絵本などで一度は読んだり、目にしたことのあるシンデレラ。このシンデレラ、恋愛テクニックや心理学がいくつも使われているのです。本日はシンデレラから学ぶ恋愛テクニックです。

シンデレラはこんなお話しです。

最初から大勢の中の一人として参加していた時と、途中から遅れて登場した時、どちらが目立つかといえば、当然、遅れてきた時の方が目立ちます。シンデレラは意識的に遅れてきたわけではないのですが、遅れて舞踏会に参加したことで注目が集まり、王子さまの目に留まりやすくなったのでしょう。

そもそもシンデレラが目を引くほどの美しさの持ち主ということが王子さまの心を射止めた最大の要因ですが、それをさらに引き立てたのが後出し戦法なんですね。

一番いいところで終わるピーク・エンドの法則

シンデレラは、魔法使いから午前零時に魔法が解けると警告されていたので、零時の鐘が鳴ると慌てて帰ります。その時、焦って階段にガラスの靴を落としてきてしまうのです。

これは、心理学でいうピーク・エンドの法則が使われています。

ピーク・エンドの法則とは、最高に盛り上がっている時（ピーク）、「はい、そこまで」（エンド）という、一番いいところで終わるというものです。

何事も終わり良ければ全て良しといいます。恋愛に限らず、どんな対人関係でも、共通することは記憶に残るのは楽しい、嬉しい、あるいは辛い、悲しいなどの感情がピークに達した時と、別れ際といわれています。

テレビドラマでもこのピーク・エンドが使われていることが多いですよね。ストーリーが盛り上がって最高潮に達したときに、「続きはまた来週～」せっかくいいところだったのに！続きがみたい！ってなりますよね。わかっているのに、まんまと…と毎回思うのは私だけでしょうか。

小さなピーク・エンドはコマーシャル前にもありますし、様々なところで視聴者の続きが見たい欲求をうまくとらえ上手にストーリー展開されています。

いいところで終わってしまって残念ではあるものの、同時に来週が楽しみ！絶対みるぞ！って気持ちにもなります。そして、次回まで何度もそれのドラマのことを考えたり、放送日を指折り数えたりしますよね。

これを恋愛に置き換えると、デートが盛り上がっているときに、彼女が急用で帰ってしまったとします。すると彼はもっと一緒にいたかったのに～と残念な気持ちと同時に、次はいつ会えるんだろう？早く会いたい！と思うものです。そして会うまでの時間は彼が彼女のことを考える時間になります。会えない時間に恋は育つんですね。

復縁でも、これつかえますので、いえ、つかわない手はないので、いい感じで会話が盛り上がったところで「あ、じゃあまた、連絡するね」と話を終えてみてください。大事なポイントなのでもう一度書いておきますが、人の記憶に残りやすいのは感情がピークに達した時と、別れ際らしいです。

狩猟本能を掻き立てる

シンデレラの「ガラスの靴」を手に入れた王子は「この靴がぴったり履けるお姫様を、お妃にしたい」と町中を探し回り、サイズの合ったシンデレラと結ばれ2人は幸せに暮らしました。

男性は本能的に、女性を追いたくなるといいます。それは、男性には狩猟本能があり、そのスィッチが入ると女性を追い求めたくなるようなのです。男性性はハンターっていいますよね。

ですので、逆に、女性が男性を追うということは、恋愛において、男性の狩猟本能が掻き立てられず、男性の気持ちが冷めてしまうこともあるようなのです。

しかしながら追われるよりも追いたい男性は今もなお多いと思いますが、昨今カウンセリングでお話をお聞きしていても、男性性優位の女性ハンターが多くなったような気がしています。そして追うより追われたい男性も増えてきているような気がします。これも時代とともに変化していくのかもしれませんね。女性はどんどん強くなっていくような気がします。

結局のところ、どちらがいいというわけではなく、好きになったお相手がどのタイプかよく観察するといいと思うのです。

手に入りそうで入らない

手に入りそうで手に入らない距離や状態は、なんとしてでも手に入れたいと思いやすいんです。シンデレラもそうです、舞踏会で見つけた美女。でもその美女が手に入ったと思った瞬間に、鐘とともに去ってしまいます。

恋愛とはかけ離れた例ですが、たとえばゲームセンターのクレーンゲーム。ぬいぐるみがあとちょっとで取れそうなんだけど、穴に落ちる寸前で無情にもアームからポトンと落っこちてしまう。周りにはギャラリーがいて、今やめてしまったら、他の人に取られてしまうんじゃないか。だとしたら、持ち金使い果たしても手に入れたい…そんな心理が働くこと多いです。

それが絶対に取れない距離にあったり、アームが弱すぎてぬいぐるみが数センチも持ち上がることがなかったら、すぐにあきらめてしいます。人は無駄な努力はしません。

ゲームセンターのぬいぐるみはわかりませんが、私たちは苦労して(どれだけ時間、感情、お金をかけて）手に入れたものは大切にする傾向にあります。それは恋人も同じだと思うのです。

「シンデレラ症候群」

シンデレラの恋愛テクニックどうだったでしょうか？ここからは恋愛テクニックではなくおまけの話しです。シンデレラといえば、「シンデレラ症候群」というものがあります。

【シンデレラ症候群】とは、 男性に自分のことを幸せにしてほしいという依存的な願望があり、そのことが女性の自立を妨げている状態のことを指します。男性に高い理想を抱き、頼りたい、甘えたいなど依存的な願望を持っていることを指しますが、正式な疾患名ではなく、あくまで状態を意味する名前です。

遥か昔のことですが私がまだ純粋だったころ、いつか白馬に乗った王子さまがあらわれる…などと妄想を抱いていました。イケメンで自分の欲求を全てかなえてくれる彼。もちろん王子さまなのでお金もち。しかし私にとってそんな都合のいい人はこの世界にはいないと気づいたとき、優しく手を差し伸べてくれる男性にも「いえ、助っ人無用です」と自立しすぎ女子に変貌したのでした。まぁまぁかわいくないです。

依存すぎても、自立しすぎてもいろいろと問題が出てきます。問題は「自分を癒しましょう」のサインなんですね。

絵本や子供向けのアニメなどから恋愛テクニックや心理学やを学べることも多いのですね。

次は、あなたの素敵なシンデレラストーリーをきかせてほしいです。

応援しています！

そして感謝祭でお会いしましょう！

わたくし、成宮千織も参加します！ワンポイント相談会ぜひご参加ください。