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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
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離婚も幸せになるためのもの

カウンセリングサービスの成宮千織です。いつもありがとうございます。

私が離婚を決意したのは、これからの人生でやりたいことはなんだろう?と考えたときに、「自分の描く理想のパートナーシップを築きたい」と答えが出たからなのです。

前のブログに夫から「離婚したい」と言われていたと書きました。それを私は気づくことなくのんきに過ごしていたんですね。でも、もしかしたら、夫から再び離婚したいとは言わなかったんじゃないかなと思うのです。憶測なので、本当のことはわかりません。

今も昔も、夫は単身赴任が長く、離れていればなんのトラブルもなく平穏な毎日が淡々と過ぎていきます。そこに「離婚」という波風をわざわざ立てるのは、大きなエネルギーいることです。

だったら、「お互いこのままでどちらかが亡くなるまで、婚姻関係を続けていいのかもしれない!」そんな気持ちがあったのは確かなんですね。それは多分、夫もです。

それでも私が離婚を選ぶのは、「離婚も幸せになるためのもの」だと思うからなのです。このまま寿命がきて死んでしまったら、きっと後悔するだろうなと思ったのです。

私の描く理想のパートナーシップ像は「ちゃんとコミュニケーションが取れる関係」です。それは今の結婚生活でずっと欲しかったものでもあります。でも得ることが難しかったのです。それはどちらか一方に問題があるとはいえないことなんですよね。

私は、離婚を考え始めてしばらくの間(2か月くらい)、これでいいのかな?と考えていました。経済的なこと、親の介護のこと、自分の老後のこと、理想の人は見つかるのかな?…。考えれば不安要素は山ほどありますものね。まぁ、なるようになるかなと思えたので、離婚に踏み切ることにしました。

離婚を決めた瞬間は、部屋の窓から見える空の色がいつもよりも明るい青色に見えたんです。すりガラスの窓からはキラキラと光の粒子が部屋の中に降り注いでとても美しく感じたのです。いつもの景色がとても明るく綺麗に見えました。

そして、体に何十にも巻かれていた見えない鎖がジャラリジャラリと音を立てて床に落ちていくような開放的な感覚にもなりました。とても心地よくて、これでいいんだと心から思いました。

現在、夫と離婚に関しての主な取り決めは終わっています。皮肉なことですが、夫は誠意のある人だったんだと思うことが多いです。

結婚生活は、いがみ合ったり、憎しみに近い感情を味わったり、修復してやり直そうと思ったり。過去に遡ると息子が産まれ、犬たちを飼い、楽しいこともたくさんたくさんありました。全部の感情を経験したというそんな感じの結婚でした。今は、夫には悪感情もなく、綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが感謝なんですね。私には、離婚というより、卒婚という言葉がしっくりきます。

クライアントさんから、「どうして離婚することをブログで書くのですか?」というご質問を頂くのですが、お仕事をしていく上でのプロフィールに既婚と記してあるので、今後離婚が成立しましたら、独身に変更します。なぜそのような結果になったのかを書いていく責任が私にはあるかと思ったからです。

もうひとつ、私の気持ちに悲壮感はなく、欲しかったもののひとつ「自由」を手に入れているからなんですね。恥ずかしいこと、隠すことではないと思っています。そして長年、夫婦関係で悩まれている方にも読んで頂けたら嬉しいなと思います。

諸事情で、最終的な手続きは少し先になりそうです。一歩ずつ前に進む準備をしています。