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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
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日常に散りばめられた幸せに気づくと、幸せになる

こんにちは。カウンセリングサービスの成宮千織です。いつもありがとうございます。

カウンセリングサービスのアメブロ「恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス」&メルマガ担当日です。幸せって、改めて思うのですが、執着を手放すと手に入るんじゃないのかなって思います。握りしめていたものを手放すと、新しくいいものが手に入るという仕組みなのかもしれませんよね。

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毎日、同じことの繰り返しでつまらないな~と感じていた昔の私。楽しいことを探そうと思っていても、何もみつからず、結局 昨日と同じ時間に起きて、食事をして、仕事にいって、お風呂に入って、気づくと深夜で「今日も何もなかったな」と思いながら眠りにつく。そんな日々を送っていました。

それでいて、悩みがなければいいのですが、頭の中は過去の後悔や、未来に対する不安がいっぱい。過去や未来をいったりきたり、今を生きていませんでした。この状態を人生の停滞期というと思うのです。

私がそこから抜け出せたのは、当時、最悪だと思うことが立て続けに起こり、「このままではイヤだ!」と心の底から思うことができたからかもしれません。それと同時に、自分の人生は思い通りにコントロールできないといい意味であきらめました。

握りしめていた「絶対に~したい、なりたい、ほしい、しなければ、しちゃいけない」などを捨てざるを得なくなりました。

それくらいのエネルギーがあると、現実は変わっていくものです。でも、それには最悪だと思う出来事や困難が必要で、ハードモードの人生になっていきそうなんですよね。

目次

星の数ほど散りばめられている感謝できること

私にとって心の師は小林正観さんです。正観さんの本や動画をみると、私は自分の心の中心に戻れる気がして、今も辛いときは助けられています。

正観さんが伝えているのは、「ありがとう」の気持ちを込めなくても何万回も唱え続けると、あるときから心から感謝の気持ちがあふれだし、感謝ができる現象が起こりだすというものです。その間は不平、不満、愚痴をいうとリセットしてしまうらしいのです。

私は挑戦しても、ついつい不平、不満、愚痴をいってしまうのであきらめました。でも、正観さんの本を読むと、毎回「ありがとう」と感謝できることはきっと日常に星の数ほど散りばめられているじゃないかと気づくのです。

その小さないいことに対しても「ありがとう」と思う気持ちが、自分の心の中心に戻るひとつの方法だと思います。

今、何も「ありがとう」といえることがないと思う方もいると思いますが、ハードルは下げて下げて、下げて×10くらいがいいと思うので、ほんの小さなことでも見つけてみてくださいね。

私は若い頃、朝の不調で苦しんでいた時期がありました。朝、目が覚める前からなんともいえない絶望感に襲われていたんです。全身に感じる、逃れようとしても逃れられない絶望感でした。それが襲ってくると思うからか、臨場感溢れる、壮大な悪夢も毎晩みていました。

その状態から、すっきり目が覚めるようになったとき、朝の光がキラキラとまぶしくて、幸福感につつまれました。それはまるで天国にいるかのようでした。

でも、そんなありがたいな~と感じることも、人間って忘れちゃうんですよね。忘れて「つまんない」なんて不満がでてきちゃうんです。

「今日は絶対いいことがある」と宣言する

「ありがとう」という思いは、自然にあふれ出してくるもので、無理やり思うものではない!なんてエゴの声に邪魔されてしまうこともありますよね。だとしたら、自分から積極的に取りにいってみてはどうでしょうか?

「今日は絶対いいことがある」と宣言する

朝、目が覚めたらベッドの中で、「今日は絶対いいことがある」と決めるんです。強く宣言するという感じです。すると、自分にいいことが起きていないか起きてこないか、脳が探しだすのですね。

これは、脳の中のRAS(「毛様体賦活系(もうようたいふかつけい)」といいます)によるもので、RASは日常で、私たちがこれは必要か、必要ではないかを決めて、必要ではない情報などを遮断するフィルターのような機能をはたしています。

たとえば、コンビニの雑誌コーナーに行くと、あなたの興味のある雑誌は目に入っているけれど、全く興味のない雑誌は見ているけれど、目に入ってこないですよね。赤い車を買うと、まち中赤い車が目についたりします。

雑踏の中で、誰かと話しをすると、周りの声は聞き取れないのに、相手の声は聞き取れたりします。これもRASによるものです。

小さないいことが目につくようになる

これを利用して繰り返し「今日は絶対いいことがある」と、思うことで意識的にRASを働かせるのです。慣れるまで何かいいことがあったら、携帯などにメモをするのもいいかもしれません。

また、「今日は10個いいことがある」と思うと、10個になるまでいいことを探そうとしたりしますよね。夜寝る前に、その日にあったいいことを1つ、2つ…10個と、思い出すのもいい方法です。いいことを思い出して、いい気分で眠る、そんな習慣になると、気持ちよく目覚めることができるようになるかもしれません。いいこと=感謝できることです。

今日を無事に過ごせたのは無数の選択をした結果

これを続けてやっていくと、これまではなんとも思わない出来事が、「実はこんなにいいことだったんだ」と、認識し、気づくことができるようになるのです。

気づかなかったけれど、いいことってたくさん起こっているのかもしれません。

・今日は好きなケーキを食べられた
・いつも素っ気ない人が、今日は挨拶を返してくれた
・好きな人と目が合った など


そして、これを練習して、どんどん上達していくと、やがて何もないことが本当は幸せだったんだと、思えるようになるのかもしれません。


無事に一日を過ごせるって、多くの選択のうえに、成り立っています。起きて、この朝ごはんを食べて(どの順番に食べるか?醤油をかけるか?食後は、お茶にするか?コーヒーを飲むか?)この道を通って、信号が変わりそう(走るか、早歩きするか?それとも無理せず、待とうと思うか?)、ランチは何にしようか?どこのお店に行くか?誰と食べるか?ひとりで食べるか?どの席に座るか?)

あなたは意識して決めていること、無意識に決めていることを含めると、1日にどれくらいものごとを選んで決断しているか、数えることができないと思います。

この道を選ばなかったから、事故にあわなくてすんだのかもしれません。寄り道しないで帰ったから、苦手な人とばったり会うことを避けられたのかもしれません。

なにごともなく過ごせるって、大げさにいうと実は奇跡の連続なのかもしれません。私たちが意識的に選択していることもあれば、無意識にしていることもあります。意識的にしていることと、無意識にしていることどちらが多いと思いますか?それは圧倒的に無意識にしていることの方が多いんです。90%以上が無意識のうちに行動しているらしいのです。だとしたら、無意識に選択してくれている自分自身にも感謝したくなりますよね。

心が弾む大きないいことももちろん嬉しいです。でも、そんな大きないいことってなかなか起きてくれません。受動的にいいことを待つか、能動的に小さないいことを見つけにいくか?それも、選択の1つですね。

本当はたくさんあった小さな感謝に気がつくことができるのは、とても幸せなことだと思います。幸せはいつか幸せになるのではなく、今、幸せになることが大切のようです。

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