アメブロ、恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス「うまくいくコミュニケーション」とメルマガの掲載分です。
ではどうぞ。
人と意見の食い違いがあったとき、「私のほうが正しい」と思った経験は誰でもあると思うのです。私は身近にいる人ほどそれを感じ主張してしまいます。
「正しさ」の概念は一人一人の価値観で決まっていますから、自分が正しいと思うことを相手も正しいと思うとは限りません。
私たちが日常でつかっている「正しい」の反対の意味は、「誤り」や「間違い」などだと思うのですが心の世界では違っているようです。
「正しさ」の反対は「幸せ」
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正論ほど傷つくといいます。
例えば、
子どもにガミガミ怒る妻、なかなか言うことを聞かない子どもの頭をゴツンと叩いてしまいました。夫はそれを見て「頭を叩くなんて良くない。根気よく聞かせれば子どもだってわかるはずだ!」
それを聞いた妻は夫に怒りがわきました。「あなたは育児の大変さをわかってない」そんなこんなで夫婦ケンカが始まってしまいました。
妻だって夫が言っていることは正論だとわかっています。妻も大人ですからね。でも、どうしても正しいさを選べないときってあるんですよね。だからそこを突かれると傷つくんです
そして、これ以上傷つかないように自己防衛として相手に反論したり、または引きこもって自分の心を守ろうとします。
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正しさを主張するということは、「あなたは間違っている」と相手を責めていることにもなります。
責められたと感じると人は「嫌な感じ~」「わぁ面倒くさい」と感じますよ。当然そこで相手と軋轢が生まれ、そんな相手といてもよい気分にならないので、その人から距離をおきたい、離れたいと感じると思うのです。
正しさを主張すれば自分を守ることができます。でも気づくと人は離れ周りには誰もいない孤独な状態になってしまうかもしれません
正しさは「自分の心を守る武器」正しさを追い求め過ぎることは、それが人との戦いの道具になるような気がします。
大切な人と意見が食い違ったり、ケンカになったときは、自分の正しさを追い求めるよりも、2人にとってどうしたらよりいい関係になれるかを軸に考えるといいようです。
それにはこれまでの価値観ややり方を手放す成熟さも必要になります。え?すぐにそんな難しいことできない!と思いますよね。
ただ、【相手に近づきたいという願いを込める】だけでも幸せを選択していることだと私は思います。
応援しています。