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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
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【課題の分離】あなたはストレスをどれくらい持ち続けていますか?

こんにちは。カウンセリングサービスの成宮千織です。
いつもありがとうございます。

「コップの水理論」とい有名なお話があります。知っている方も多いと思います。

コップに水が半分入っているのを、もう半分しかないと思うか?または、まだ半分もあると思うか?

同じモノを見ても、人によってネガティブにとらえる人もいれば、ポジティブにとらえる人もいるというお話ですね。

今日はそれについてではなく、視点を変えて、ある心理学者が講義で話したコップの水のお話です。

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学者が、水の入ったコップを見せました。受講生たちは、「コップの水理論だ!」と思ったらしいのですが、その学者は「このコップの重さはどれくらいだと思いますか?」と聞いたのです。

みんな、思いつく重さを答えたのですが、学者は「これには正確な重さは関係ないのです。物理的な重さではなく、持っている時間が重要です。コップを持っている時間が1分なら問題はありませんね。

でも、これが1時間、1日だとしたらどうでしょうか?腕は痛くなり、やがてしびれてきます。

コップの重さが変わったわけではありません。少しの水でも長く持てば持つほどコップは重く感じていくのです。そして、このコップの水は、私たちが感じるストレスや不安と似ています。

少しのストレスや不安なら、そんなものたいしたことないと、軽く見てしまいですが、それを一日中考えていたらどうでしょうか?

心は考え方がマヒしたようになり、他のことが何もできなくなってしまいます。だから、コップを下に置きましょう。」つまり、頑張り過ぎずに休むことも、大切ですよ。というお話でした。

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はじめてこれを読んだ時、なるほど、と思ったのですが実践するのは難しいなと思いました。それはこれくらいのコップの重さなら我慢できると思うからなんですね。

頑張り屋さんほど、長く持ち続けてしまうじゃないでしょうか。

今、もし、あなたがコップを持っているとしたら、それはどんな水(ストレス)が入っているでしょうか?

「友達とトラブル」のコップ、「お母さんと仲直りできない」コップ、「上司に腹が立つ」コップ、「近所トラブル」のコップ・・・

そして、それはいつから持ち続けているのでしょうか?もうずいぶん重く感じているかもしれません。

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ストレスを減らす考え方のコツは、自分がコントロールできることと、できないことを分けることです。

例えば、「私がせっかくご飯を作ったのに、彼はご飯を食べてくれなかった。」「食べない」という、彼にご飯を食べさせることは、とても難しいことです。私がコントロールすることはできません。

これを別のいい方をすると、【課題の分離】ともいいますが、私がご飯を作ろうと思ったのは私の課題で、食べるか食べないかを決めるのは、彼の課題なのです。

課題の分離をして、コントロールできないことを、手放していくということは、自分が自分の人生をコントロールしていることにもなるのです。自分の人生をコントロールできている感覚、それの状態のとき幸福度が高いと感じるようです。

あなたもコップを下に置いてみませんか?