心理カウンセラーの成宮千織です、こんにちは
もうすぐ連休ですね、みなさまはどこかお出かけするのでしょうか?天気がいいといいですよね。
さて前回、「しつこい怒りの取り扱い方」を書きましたが、これで怒りが収まらない時に私がしていることを書きます。
内観ってご存じですか?簡単にいえば、自分の内側(心)を見つめることなんですが、例えばこんな感じです。
「この出来事が起きたのはなぜだろう?」とか「ここから何を学べばいいのか?」などです。つまり、起きた出来事について自分と対話をするんですね。
でもこれ、かなり難しいんですよね。きっと一度でも内観をやった方は「わかるわかる!」と思ってくださると思うのですが、
さぁ、内観しようと思っても、ふっと気がそれて、冷蔵庫の中の麦茶を取りに行きたくなったり、洗濯物を取り込みたくなったり、、、全然できない~って状態になって、気づくとスマホゲームをしていた。なんてことありませんか?
気合を入れてやらないと内観する前に挫折することになってしまいますよね。
なぜ、できないかというと、エゴが邪魔してるからなのです。
エゴは複雑さが大好きです。単純なことや面倒なことは嫌いです。そしてエゴは内観をすると一時的に消えてしまうのです。消されたくないエゴはあなたを他事で気をそらそうと必死なのです。そのやり方がとても巧妙なのですね。
エゴの声は大きいけれど、本当の自分の声は小さくてかき消されてしまいます。
イメージとしてとらえていただきたのですが、都会は通勤ラッシュの時間、駅のホームに行くと電車の音、到着時間のアナウンスなどとても騒がしいですよね。そこに自分の携帯に電話がかかってきたら、よーく耳をすまさなければその音に気が付かないことがありますよ。駅の雑踏はエゴの声、携帯電話は自分の本音という例えです。
それでも、内観は慣れればできるようになりますから、エゴをなだめつつ練習してみてくださいね。時にはビシッと「うるさい!」というのもエゴには効果的のようです。
答えは自分の中にあるっていいます。
もうひとつ、
怒りのエネルギーが大きくてなかなか収まらない時、前回書いた怒りの解放をした後(動ける状態になったら)、私は大掃除をしています。
怒りのエネルギーの再利用です。
私は、子どものころに家が貧しかったので、未だに貧乏性が抜けず、このパワフルなエネルギー何かに使えないかと考えるわけです。
普段あまり掃除しない場所や、汚いな~と思うところも素手でガシガシ、ガンガン掃除しちゃうんです。
※怒りを感じた出来事や人を思い出さず、怒りだけにフォーカス
こんな時は、もったいなくて捨てられなかった使わない物も思い切って捨てられたりします。
数時間後には怒りもなくなり、部屋はピカピカという状態になっています。
物を捨てるって手放すことじゃないですか?物を捨ててるのに、心の中のわだかまりも一緒に捨てられるんですよね。
怒りもエネルギー、何かに再利用、有効利用できないかなと考えるとちょっとだけポジティブな気持ちになれますよ。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。