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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
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【焦点化の法則】潜在意識は質問が好き!

カウンセリングサービスの成宮千織です。いつもありがとうございます。来月3月後半は1週間ほどお休みする予定です。ちょっと遠出をして、山形の温泉で命の洗濯をしてきます。

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意識には、大きく分けて、自覚できる顕在意識、潜在意識、全く無意識の領域があるといわれています。潜在意識や無意識には忘れ去られた過去の記憶、感情などが全てあるようです。

目次

意識の領域とは

顕在意識(自覚できる意識)は5%潜在意識
自覚しようと思えばできる意識)と無意識(自覚することができない意識)は95%

95%もの膨大な記憶や感情の中にはすっかり忘れてしまった出来事や心の傷があります。心の傷があるといいきってしまうのは、傷ついたことがない人はいないからなんです。

傷つくと一言でいっても、好きな人にフラれた、いじめにあったなど大きな傷ばかりではなく、赤ちゃんの頃、泣いてもお母さんがなかなか来てくれなかった。お母さんから「今、忙しいから待っててね」といわれて待っていたのに、すかっり忘れられた…こんな小さなことにでも私たちはたくさん傷つく経験をしてきています。

楽しかったこと、嬉しかったことを忘れたいとは思いませんが、悲しみや苦しみはできれば忘れたいですよね。私たちの心はともて上手くできています。子どもの頃にとても辛い経験をするとその感情の処理の方法はまだ身についていません。だから潜在意識の奥の方に隠してしまうのです。

悲しみや苦しみがダイレクトに刺さってしまったら、心は壊れてしまうこともあるのです。だから自分が自分自身を守るために、上手に記憶から消してくれるんです。でも、潜在意識にはその記憶や感情はちゃんとあって、言葉にならないデータとして貯蔵されているんですね。

本当に苦手な人は誰?

ちょっと思い出してくださいね。初対面なのにどうもこの人苦手だなと感じることってなかったですか?嫌なことをいわれたりされたりしていないのに、どことなく感じる嫌な感覚。

それは、過去に出会った誰かの面影をその人に重ねて、過去に味わった感情を今、感じているのかもしれません。その過去の人とネガティブな出来事があったかもしれません。でも意識ではなんだかよくわからないけど苦手だなと感じている。

それは潜在意識からの「警戒した方がいいですよ」というメッセージかもしれないんです。

ここでいう「警戒」というのは、また同じような傷を負うかもしれないから、気をつけてね!という潜在意識からの親心的な優しさかもしれません。

実際には目の前の苦手だなと感じる人は何も悪くないし、あなたを傷つける人ではないなんて場合がほとんどです。でも、あなたが苦手意識を持つと相手にもそれは伝わりますから、お互い良い関係にならないことが多いのです。自分のことを嫌いな人を好きだとはあまり思いませんものね。

それで「やっぱり苦手な人だった」とその感覚や記憶は強化されていくのです。

理由もなく苦手と感じる人は、過去の誰かをその人に重ねているかもしれません。

潜在意識にあるものを見つけていく

では、その記憶や感情の貯蔵庫(潜在意識)から、言葉にできる所(顕在意識)まで上げていくにはどうしたらいいでしょうか?

そのツールが、「質問」なんです。

潜在意識は質問されるのが好きらしいです。そしてわからないことが嫌いなんです。だから答えを必死に探そうとしてくれます。顕在意識は私たちが起きている間だけ働いていますが、潜在意識は休むことなく24時間働き続けています。それがわかるのは、夢ですね。夢は潜在意識の現われです。

空白を埋めようと24時間インターネットの検索エンジンのようにグルグルと答えを探してくれています。

私はよくあるのですが、芸能人の名前が出てこないことってありませんか?あの人の名前なんだっけ?思い出せそうなんだけど、思い出せない。時間がたちそんなことも忘れて夜ごはんを食べていると、急にひらめいたように「あ、名前○○だ!」って思い出す、そんなことありませんか?これも潜在意識は記憶をたどって検索してくれていたんですね。それで見つかった瞬間に言語化できる領域に上げてくれたんですね。

仕組みを知ると、心って面白いなって思います。

自分と向き合うとは

自分に質問をしていくというのは、潜在意識にもぐって答えを探していることと同じなんですね。自分と向き合うという言葉を聞かれたことがあるかもしれませんが、この向き合うというのも自分が意識できない(できにくい)95%の中にあるモノを探しにいくことなんです。本当は何を思っているの?と自問自答していくことなんですね。

表面上の自分はこう思っているけれど、本当の自分は全く違ったことを思っていたなんてことはたくさんあります。例えば、結婚したいれど、なかなかいい人に巡り合えない。既婚者や結婚できない人とばかり付き合ってしまう。そんなときは、潜在意識では結婚したくないと思っているかもしれません。

顕在意識と潜在意識、どちらが叶うかといえば、95%で思っている潜在意識が叶います。それは5人対95人で綱引きをしているようなものだからなのです。

では、どのように質問したらいいでしょうか?


「もしも本当は結婚したくなかったとしたら、どうして?」
「結婚するデメリットは何?」反対に、「独身でいるメリットは?」

こんなふうに自分に質問をしていくと、答えが自分から返ってきます。もしも返ってこない、集中できないときはエゴが邪魔をしているかもしれません。「こんなこと考えてもムダだよ~」ってやつです。エゴの抵抗にあってうまくできない、自分では難しい場合はカウンセリングをご利用くださいね。

焦点をあてたものが拡大していく焦点化の法則

質問→わからないこと=空白

空白を埋めようとしてくれるならば、この空白を活用してみるのはどうでしょうか?意識は焦点をあてたものが拡大していくといいます。(焦点化の法則)

「私はどうして不幸なんだろう?」そう質問すれば、「お金がないから」「恋人がいないから」と潜在意識は答えてくれるかもしれません。焦点を不幸にあてて聞いているからですね。

それを

「私はどうして幸せなんだろう?」と聞けば「雨風しのげる家がある」「助けてくれる友人がいる」

どこに焦点をあてるかで、答えはかわっていきます。空白にどんなものを入れたいか…なんですね。不幸を入れたら不幸の答え、幸せを入れたら幸せの答え。あなたはどちらを選びたいですか?

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