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成宮千織(なるみやちおり)
心理カウンセラー
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思考型と感覚型、あなたはどっち?

カウンセリングサービスの心理カウンセラー成宮千織です。

不安を感じることは誰でもあることだと思いますが、その不安の沼にどっぷりつかっていると、自分が不安を感じているという自覚がなくなることもあるようです。

それは、心に不安があるのが当たり前になっていて鈍感になっているですよね。もう少しわかりやすくいうと、不安とくっついてしまっている状態なんですね。だから、不安以外の怒りや恐れなどは感じられるのです。

怒りの沼にいる人も同じで、怒った表情をしているので「怒っているの?」と聞いても「全然、怒ってない」と怒る人はいますよね。自覚はないけど、いつも不機嫌な人は怒りの沼につかっているのかもしれません。

不安とくっついてしまっているならば、それを自分から離すとそこに距離ができて、不安を感じられるようになります。

ではどうやって不安から距離をつくるかといえば、まず「自分はもしかしたら常に不安を感じているのかも?」と疑いからでいいので、自分の心の中に不安を探してみてはどうでしょうか。

人間には思考が優位な方もいれば、感覚が優位な方もいると思うのです。思考型は論理的で自分や他人のことを分析していきます。しかし、思考型の方は感覚的なことは少し苦手で、自分が感じている感情がよくわからないということがあります。

そんなときは、体の感覚に意識を向けてみるのがいいと思います。例えば、「苦手な○○さんと話すと、なんとなく嫌な気持ちになる」そんな場面で体のどの部分に反応があるか確かめていくのです。

でも、なかなか出てこないこともあるんですよね。それは、嫌な感情は早くなんとかしなければと抑圧してしまってるからなのです。


嫌な感情はなかったことにする。そんな癖があると立ち直りや気持ちの切り替えは早いかもしれませんが、心の中にネガティブな感情が蓄積してしまってるかもしれません。

その抑圧してるものは、外側に投影されるのでイライラしている人や、ネガティブな人がやたらと目につくということもあるのです。人間関係で嫌なことがあったら、それは私の中の抑圧が教えてくれているのかもしれないと考えてみると、相手を変えることなく嫌な人が気にならなくなったり、その人から自然に離れることができたということはよくある話しです。

抑圧に気づいたら、「辛かったね」「悲しかったね」と自分に寄り添い、それを解放してあげてください。ネガティブも私たちには大切な感情です。

もしも、体の感覚がよくわからない場合は、「苦手な○○さん」を、次のように「私は○○さんのことがとても好き」「私は○○さんともっと一緒にいたい」など気持ちとは反対のことをいってみてください

すると、、、私の場合はですが腕の辺りがゾワゾワとしてくるんです。人によって感じる場所や感じ方は違うと思いますが、でも何かしら反応はあると思います。体はそれだけ正直なのです。

不安を探したいなら、あまり心地よくない状況を思い浮かべて、「楽しみ」「ワクワクする」などと口に出してみてください。不安の場合は体にキュッと力が入るような感覚かもしれませんね。

そのゾワゾワやザワザワ、キュッなどをみつけることができたら、その体の部分に意識を向けて「なぜゾワゾワするの?」と体に聞いてみてください。すると何か答えが自分の中から出てくることがあるかもしれません。

そして、その出てきた答えにまだ質問をしていくと、だんだんと自分の感じているものがわかってくるんですね。すぐに答えが出てこなくても何度も練習していると、体から少しずつヒントのようなものがもらえるようにはなると思いますよ。

昔の記憶、いい思い出やあまり良くない思い出、そのときに感じた感情は体にも記憶されるようなのです。体というとピンとこないかもしれませんので、細胞に記憶されるといったほうがいいかもしれません。

そして、もう一方の感覚が優位な方は、言語化することが少し難しいことがあります。カウンセリングで「辛いんです」「苦しいんです」「なんだかモヤモヤするんです」というはおっしゃられるのですが、なぜ、どんなふうに、という質問にはなかなか答えが出てこないことがあります。

「夫といると苦しいんです」それ以上の言葉が出てこないときは、先ほどの思考型と同じように「夫といると楽しいです」「夫といると幸せです」などと苦しさとは反対のことをいってみてください。すると、「そんなことありません。夫は私のことを家政婦だと思っているんですから」と苦しさを感じているのかがスラスラと言葉になって出てくることもあります。

あなたは思考型、感覚型どちらでしょうか?