心理カウンセラーの成宮千織です。
私はこの土日、カウンセリングサービスの母体の神戸メンタルサービスのオンラインセミナーに参加していました。
一緒に参加してくださいましたみなさま、ありがとうございました。
私なりにですが、ちょっとだけこれまでより「大きな愛」になれたような気がします。これからも頑張りたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
さて、本日は「カウンセリングサービスの恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス」とアメブロのお当番の日です。
「褒められて、嬉しくない人はいない」
そんなことをどこかで聞いたことがあります。でも実際はどうでしょうか?あなたは褒められたらどんな気持ちがしますか?
私は、褒めてほしいところを褒められたら嬉しいけど、少しずれていたら嫌ではないけど、嬉しいとまではいかないかもしれません。
たとえば、「優しいね」と言われると、嬉しいような、心が少しザワつくような感覚になります。
褒めてられて喜べないときに、それはなぜかな?と考えてみると、どこか「期待」されているような気持ちになるんです。「優しい人でいなくちゃ」って。でもその人は私に期待しているわけでもなんでもないんです。当然ですよね。
これは、自分が自分にプレッシャーをかけている状態です。実際の私は優しい一面もあるかもしれないけど、冷たい一面もあることをわかっていますから、「そんないつも優しい人になるなんて無理無理。。。」と、褒め言葉の受け取り拒否をしているんです。
これは、いつもこうして気づいているわけではありません。心のざわつきなどを深く探っていくと出てくることです。
褒められても喜べなくても、ただ「ありがとう」で満点みたいです。「いえいえ、そんなことないです」ってついつい言ってしまいがちですけどね。
褒められてもピンとこないわけ
褒められることに慣れていないと、褒められてもピンとこないことがあります。幼少期に親や周りの大人から褒められたり、認められる経験が少ないと、照れくさかったり、「そんなことないです」とこれも受け取り拒否をしてしまいます。
否定的なことや直さなければいけないことを繰り返し言われると、その言葉は心に深く刻み込んでしまいます。
よく聞くお話ですが、テストで100点満点中90点以上とってもお母さんに「それじゃダメだ」と言われ続け、大人になって「頭がいいですね」と言われても違和感を感じてしまう、なんてことがあります。
「現状ではダメだ!もっともっと頑張らなくちゃ」って思ってしまうのかもしれませんね。
カウンセリングをさせていただいていると、男性に多いのですが、私が褒めても何ごともなかったように、スルーされることがあります。
そんなときは、もしかして親御さんにあまり認められなかったのかな?とカウンセリングを進めていく上でのヒントにさせていただくことがあります。
褒め言葉はプレゼントと思うといいようですよ。無理に喜ぶ必要もなければ、受け取り拒否をする必要もない。ただ「ありがとう」でOKです。
受け取ることは、与えること
誕生日に友達から大きなケーキをもらったとします。「そんな大きなケーキ、私は食べきれないからいりません!」と突き返してしまったら、友達は残念に思ったり、悲しい気持ちになると思うんですよね。
それよりも「ありがとう」と笑顔でケーキを受け取ったら、友達も「良かった」と嬉しい気持ちになります。そしてケーキは食べられるだけ食べればいいと思うのです。無理して食べる必要はないですからね。
褒め言葉も、一旦受け取って、受け取れる分だけ受け取ればいいと思います。それでも、受け取れないときは、気持ちだけ「ありがとう」でいいんですね。
なんて、私もできていないときも多いんですが。
さきほどの私の例の「優しい」という言葉も、意味を深く捉えずに、今この瞬間、私のことを優しいと思ってくれるその人の気持ちに目を向けていくと、素直に嬉しいと感じることができます。
一緒に受け取る練習していきましょう!